![「粥餐庁(かゆさんちん)」で提供しているハスカップおかゆ](https://images.keizai.biz/sapporo_keizai/headline/1478012028_photo.jpg)
厚真町ハスカップブランド化推進協議会(勇払郡厚真町京町)が11月1日から、札幌市内のカフェとのコラボレーション企画「2016厚真産ハスカップフェア」で期間限定のハスカップメニューを提供している。
コラボしているのは、「粥餐庁(かゆさんちん) 札幌パセオ店」(札幌市北区北6西2)、「幸せのお菓子の家」(中央区南2西4)、「サッポロパンケーキ&パフェ ラストミント」(中央区南2西3)、「森の間カフェ 札幌店」(中央区南1西2)の4店舗。厚真町が提供したハスカップを使い、各店オリジナルのメニューを開発した。
同町が札幌のカフェとコラボレーション企画を行うのは今回で3回目。一昨年に行った1回目のコラボでは円山にあるレストランでハスカップを使ったフルコース料理を限定人数に提供した。昨年6月の2回目はパンケーキメニューを提供。今回はパンケーキ以外の食べ方の提案を広めるため、焼き菓子の店「幸せのお菓子の家」やおかゆ専門店の「粥餐庁」に協力を依頼したという。
幸せのお菓子の家は、「パウンドケーキ(個包装)」=190円、「同1本」=2,100円、「ハスカップクリームのダックワーズ」=190円、「ハスカップシュークリーム」=250円。粥餐庁は、「蒸し鶏とおいものハスカップかゆ」=850円、「ハスカップ杏仁」=450円、「ハスカップラッシー」=450円、「おかゆ+杏仁またはラッシーセット」=1,050円。
ラストミントは、ハスカップクリームとドライハスカップをトッピングした「ハスカップクリームのパンケーキ~バジルソース添え」=1,620円。森の間カフェは、フライパンでしっとり焼き上げたパンケーキに、ホワイトクリーム、ハスカップクリーム、チョコレートムースなどでデコレーションした「ダッチベイビーパンケーキ」=850円を提供する。
2016年現在、同町では約100戸の農家がハスカップ栽培に従事しており、作付面積は28ヘクタールに及ぶ。道立中央農業試験場で品種改良し酸度が少なく加工しやすい「ゆうふつ」をはじめ、農家の独自研究で「ゆうしげ」や「あつまみらい」などの品種も誕生しているという。
同協議会会長の下司義之さんは「ハスカップはお菓子の材料のイメージがあるが、厚真町ではハスカップをおにぎりにして食べる文化もある。今回のコラボで意外なハスカップの味わいも試してほしい」と自信を見せる。
11月30日まで。