北海道立近代美術館(札幌市中央区北1西17、TEL.011-644-6882 )で9月9日から「ゴジラ展」が開催される。
「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」のキングギドラスーツ
美術館での展示であることから「特殊美術と特撮美術」および「デザインの仕事」に焦点を当て、「大怪獣 対 美術館」のコンセプトで全体を構成する。
展示は4章で構成され、1章はゴジラの第1作(1954年)に焦点を当て、2章ではシリーズ第27作「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」(2003年)をテーマに特殊現場を紹介する。3章では第2作「ゴジラの逆襲」(1955年)から第28作「ゴジラ FINAL WARS」(2004年)までを紹介。4章ではゴジラ映画から発想を受けたイラストや立体造形などを展示。総勢690点にも及ぶ資料がそろう。
ゴジラスーツは映画「ゴジラvsデストロイア」(1995年)、「ゴジラ×メカゴジラ」(2002年)、メカゴジラスーツは映画「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」(2003年)、キングギドラスーツは「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(2001年)で使われたものを展示する。
そのほか、合成技術を使ってゴジラに踏みつぶされるような記念写真を撮れるコーナーや、映画「シン・ゴジラ」で導入を試されたアニマトロニクス(ロボットを使う特殊効果)や東京駅のミニチュアセットも用意する。
9月10日は、「ゴジラ」(1984年)から「シン・ゴジラ」(2016年)まで特撮映画の美術に携わってきた特撮美術デザイナーの三池敏夫さんの講演会も開かれる。
開館時間は9時30分~17時。観覧料は一般=1,300円(前売り1,100円)、高大生=700円(同600円)、中学生=500円(同400円)、小学生以下無料。10月23日まで。