狸小路商店街にプレオープンしていた「北海道ツーリストインフォメーションセンター札幌狸小路」(札幌市中央区南3西5、TEL 011-218-2005)が4月7日、グランドオープンし、本格的に外国人観光客へサービス提供を開始した。
店舗面積は約35坪。英語と中国語を話せるスタッフが常駐し、観光案内の提供、旅行商品の販売やレンタカーなどの手配、米ドルやユーロ、中国元など12通貨の両替、手荷物の一時預かりや、土産販売サービスを行う。
オープニングセレモニーで同所を運営するJTB北海道(中央区)の笹本潤一社長は「外国人観光客とリアルにコミュニケーションしながら、北海道の魅力発信とマーケティングに生かしたい」と話す。
プレオープン期間中に同所を訪れた観光客に最も好評だった商品は大型のスーツケース。札幌法人事業部営業6課 狸小路サテライトの若宮博光さんは「5万円以上する商品を即決で購入していく」と話す。「これからは狸小路商店街の町内会の一員として、商店街のお店で外国人観光客の接客に困るようなことがあれば通訳がサポートに駆け付けたい」とも。
2015年に日本を訪れた外国人旅行客の数は1973万人(「日本政府観光局」発表)と過去最高を記録する中、北海道を訪れる訪日外国人旅行者は全国平均を上回る伸び率となっているという。旅行スタイルも個人旅行で訪れる割合が年々高まり、受け入れ側の態勢やサービスの確立が急務となっていた。
営業時間は14時~21時30分。