札幌円山にある甘味と和文具の店「巧(たくみ)」(札幌市中央区北1西28、TEL 011-644-8068)で2月18日、ペンクリニックが開催された。主催はOA機器・事務用品を販売する「三好商会」(中央区)。
同社は約5年前からペンドクターの鈴木勇さんを招き、同社の文具店「ステーショナリーパーク ミヨシ」(中央区)で月に1回、無料で万年筆の診断・調整を行う「ペンクリニック」を開いている(部品交換などは有料)。同店では今月から同社と提携し、ペンクリニックを初開催する。
初日は万年筆の調整を依頼する客が8人訪れ、これまでとは趣が異なる和の空間で、甘味メニューを注文するなど待ち時間を楽しんでいた。
ペンクリニック担当の丸山賢祐さんは「リピート客もいるがネットで見つけて訪れる方など、学生から年配まで毎回10人前後が利用している。ここ数年の万年筆ブームでペンクリニックが増えてきたが、毎月開催している店は数少ない。どちらかの店で開催するので気軽に利用してほしい」と呼び掛ける。
毎月第2木曜日の奇数月は15時~20時まで「ステーショナリーパーク ミヨシ」で、偶数月は13時~18時まで「巧」でペンクリニックを開く。同店では今後、外国人観光客に日本文化に親しんでもらう和文具販売イベントなどの企画も行っていくという。