札幌で「白」をテーマにした作品展-札幌ゆかりの21人が出品

白いタンポポが咲き誇る草原を壁の隙間からのぞきこむインスタレーションの一部(藤田真理《Whited Dandelion》2007年)

白いタンポポが咲き誇る草原を壁の隙間からのぞきこむインスタレーションの一部(藤田真理《Whited Dandelion》2007年)

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 札幌ゆかりの作家21人による「白」を基調とした美術展「SAPPORO IS WHITE」が6月1日より、札幌芸術の森美術館(札幌市南区芸術の森2)で開催されている。

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 同展は、1948年から札幌市民ギャラリーで行われている「札幌美術展」と、1987年から札幌芸術の森美術館で行われている「北の創造者たち展」の2つの美術展を融合したもの。札幌市民ギャラリーが老朽化により改修工事が必要なため、札幌芸術の森美術館に会場を移し、本格的な企画展として会期もこれまでの約10日間から約1カ月間に延長して行われる。

 会場は、札幌特有の自然の表出や精神性をそれぞれ表現した「雪の白」「光の白」「風の白」「心の白」の4部で構成。作品は、昭和初期から現在までの白を基調とした絵画や版画、彫刻、インスタレーションなど、札幌ゆかりの作家21人による約60点。新旧の作家作品を同時に展示するとともに、大作が多いのが特徴。中でも公立美術館の企画展としては初の出品となる堀田真作さんの作品のひとつは、高さ=312センチ、幅=810センチで、同展最大。

 会期中の毎週土曜は、吉崎元章副館長によるギャラリー・ツアーを予定。14時から約40分間行う。参加無料。

 そのほか、マルシュケーキハウスの神林正治パティシエが札幌をイメージしたオリジナルスイーツ「WHITE」を制作。同館喫茶室「ラ・フォリア」で6月15日と29日のみ、1日10個限定で提供する。価格は、単品=350円、コーヒーセット=700円。

 入場料は、一般=700円、高校・大学生=350円、小・中学生=150円。開館時間は9時45分~17時30分(入場は17時まで)。

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