札幌駅前通地下歩行空間(通称チカホ)で2月24日、石狩郡当別町公認イメージキャラクター「とべのすけ」のネーミングと着ぐるみが発表された。
当別町の基礎を築いた伊達家の武士のイメージとその紋章にあるスズメをモチーフにしたデザインで、着物の柄には当別町の町花・カスミソウ、帯には町樹・シラカバを取り入れている。キャラクターの名前には「当別(とうべつ)」を短縮した「とべ」と、同町の飛躍に願いを込め「飛べ」という思いが込められているという。
昨年7月から2カ月間、全国からデザインを公募。応募総数371点の中から当別町在住の今野静香さんのデザインが選ばれた。同12月にはネーミングを公募し、530点の中から選出。オーストラリアからの応募もあったという。応募者の氏名や応募先を伏せて選考したが、デザインと同様当別町在住の荒井康嘉さんが考案したネーミングが選ばれた。
キャラクターのプロフィルは、種類=スズメ、年齢=永遠の5歳、誕生日=10月2日(とう・べ・つ)、好きなこと=チャンバラごっこ。「当別町の鳥であるフクロウに憧れていて、自分で目の周りに白色の模様を入れている」という。
同日16時から開かれたお披露目式では、約50人が足を止めてその様子を見守るなど注目を集めた。以降19時まで、通行人に愛嬌(あいきょう)を振りまき写真撮影に応じたとべのすけ。「もしかしてフクロウ?」と聞かれ、役場の担当が「スズメです」と返すシーンも見られた。
当別町役場企画部美しいまちづくり課の下村兼生さんは「今後、オファーがあればどこでも行く。気軽に声掛けしてほしい」とアピールした。