鈴井貴之さん、札幌で4年ぶりに演劇公演-「水曜どうでしょう」藤村さんも出演

「SHIP IN A BOTTOLE」の1シーン。藤井忠寿さん(左)・鈴井貴之さん(右)

「SHIP IN A BOTTOLE」の1シーン。藤井忠寿さん(左)・鈴井貴之さん(右)

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 道新ホール(札幌市中央区大通西3丁目)で11月28日、北海道を拠点に活躍する鈴井貴之さんが主宰する「OOPARTS Project」の「SHIP IN A BOTTOLE(シップ イン ア ボトル)」の公演がスタートした。

混乱する船内で繰り広げられる受刑者たちのやりとり

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 ストーリーは、南太平洋に浮かぶ一艘(そう)のマグロ漁船が実は海上刑務所で、大嵐により沈没寸前になった船内で生きようとする受刑者たちの様子を描いた航海記。

 北海道テレビ「水曜どうでしょう」の藤村忠寿さんを役者として迎え、大内厚雄さん(キャラメルボックス)、三津谷亮さんら(D-BOYS)、諏訪雅(ヨーロッパ企画)らが、受刑者として出演している。

 藤村さんが同舞台に出演するきっかけは、藤村さん自身が鈴井さんに交渉したことだったという。鈴井さんは「飲んだ席での話だと思い込んでいたが本当の話だった」と打ち明ける。

 同プロジェクトは鈴井さんが2010年に12年ぶりに舞台に立ちスタートさせたもので、今回は4年ぶりの公演。11月1日から東京、大阪、名古屋と全国公演を行い、札幌が最終公演となる。11月30日の最終日のチケットはすでに完売している。

 舞台後は、出演者らのトークがあり、前日のリハーサルで1週間ぶりに顔を合わせたときの様子を紹介。その間、テレビ局の仕事に戻っていた藤村さんが普通のサラリーマンになり、役者オーラを失っていたことに一同が驚いたというエピソードも披露された。

 北見市から訪れた大学4年生の西尾さんと荒谷さんは「今日のために大学の研究を早めに終わらせた。大嵐の場面の体を張った演技にどきどきした。」と興奮気味に話していた。札幌市在住の奥山さんは「藤村さんがここまで真面目に芝居をしていることに驚いた」と感想を伝えた。

 作・演出を担当した鈴井さんは「地元札幌で公演できて嬉しい。道新ホールの出演は22年振りで感慨深い。笑わせるシーン、泣かせるシーンを取り入れ見どころがたくさんあるので是非観に来てほしい」と来場を呼び掛ける。

 チケット料金は6,500円。11月30日まで。

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