札幌中心部の4丁目プラザ(札幌市中央区南1条西4)7階に長崎県波佐見焼の日用食器店「松原工房札幌ストア 札幌・4プラ店」(TEL 011-261-0181)が10月29日、オープンした。
「松原工房」は長崎県・波佐見町に構える日用食器の工房。今年創立7年目を迎える。波佐見焼と有田焼の昔ながらの技術を使い、女性の職人4人による手作りのオリジナル食器を波佐見町で販売している。同工房代表の奥田容子さんが「自分が行きたい大好きな街だから」と、昨年11月と今年1月に期間限定のミニストアを札幌に出店した。
ミニストアで手応えを感じ、「札幌の方との人間関係を築けて、自然と店舗出店の雰囲気になった」ことから、初の支店を札幌に開いた。「ミニストアの時のお客さまが再び来店されている」とスタッフの中川ななみさん。奥田さんは「人口が多い割に時間と空気がゆっくり流れる場所。寒い土地なので家のインテリアを大事にする方も多い。豊かな地元の食材も食器といい」と札幌と松原工房の相性を語る。
店舗面積は4坪。茶わん、マグカップ、皿など日用食器約30種類2000点をそろえる。全てが手作りのオリジナルで、「同じデザインでもひとつずつ異なっているので一点もの。渋くて味がある」と中川さん。現在はオープン記念として5,000円以上(税別)の購入対象者にハスカップ色のオリジナル手拭いを進呈している。
奥田さんは「北海道は焼き物の産地が遠いため手作りの食器も少ない。価格は少し高いが思い切ってご褒美で購入して使っていただければ、小さな積み重ねで毎日が楽しくなる。ぜひトライしてもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は10時~20時30分。