札幌の中心部・二条市場の隣に定食店「魚や がんねん」(札幌市中央区南3条東1、TEL 011-272-3770)がオープンして3カ月がたった。
北海道の海鮮を求め観光客が多く訪れる札幌の二条市場。同店は二条市場の隣に5月、店舗を構えた。観光客でにぎわう地区だが、店主の奈良朝久さんは「地元の人が気軽に入れて、旬の良いものを安く食べていただきたいという思いから始めた」という。営業日は毎朝、奈良さんが札幌中央卸売市場で仕入れを行う。定食は33センチのホッケをはじめ、サバ塩ダレ、根室産のサンマやホタテのぶつ切りなど。それぞれのボリュームのある海鮮の一つをメーンに、ご飯、みそ汁、小鉢が付いた定食のセットを700円で提供。丼物のはメニューの中で一番人気のイクラ丼(1,800円、イクラ100グラム)、ウニ丼(2,980円、ウニ120グラム)をそろえる。奈良さんは「ススキノでも地元の人に向けた700円の定食はなかなかないと思う。設備投資も無いのでこの価格」と話す。
オープンからの客層は「地元と観光の方の割合は7対3ぐらい」と奈良さん。週1回通う人をはじめ近隣マンションの住人の中には週3回訪れるリピーターもいるという。今後はサンマ、イカなど旬にこだわって提供。店内には、函館産おつまみこんぶやししゃもくんせいなどの珍味やお菓子など奈良さんが薦める商品もそろえる。「これからも札幌の人に良いものを安く提供していきたい」とも。
ランチの営業時間は8時~16時