デビュー10周年を迎えた歌手・JUJUさんが3月16日、「サッポロファクトリー」(札幌市中央区北2東4)でトークイベントを行った。
FMノースウェーブの公開生収録番組として行われた同イベント。会場は若者を中心に多くの来場者で埋め尽くされ、JUJUさんの登場とともに大きな拍手と歓声が上がった。
デビュー当時、同局の番組で1年間DJを務めていたことから札幌での思い出を振り返ったJUJUさん。「いつも自信を持てなかった自分が、ライブの楽しさを覚えることができたのは札幌でのライブがきっかけだった。『KRAPS HALL(クラップスホール)』でライブした時、本当に楽しそうにしているお客さんを見て自信を持てた」とデビュー当時の思いを語った。
今月5日に発売されたオリジナルアルバム「DOOR」について、「生きているとさまざまなドアが開いたり閉まったり。開くドアがあるから閉まるドアもあり、10年たって次のドアに向かってまたドアを開けられるようにと思いを込めた。JUJUの本性が暴かれるアルバム」と紹介。4月から始まる全国ツアーについてもPRし、「ライブではこれまでにない演出も含め、年齢、性別、国籍も問わず楽しめるライブにする」と抱負を述べた。
イベント終盤にはサプライズで「奇跡を望むなら…」のアカペラを披露し、大歓声を受け会場を後にした。
12歳でジャズシンガーを志し、18歳で単身渡米したJUJUさん。自身のルーツとなるジャズ、ヒップホップ、ソウルなどを本場・ニューヨークで学んだ。2004年に「光の中へ」を発売してメジャーデビュー。以来、ジャズ史上初めてオリコンランキング5位以内にランクイン、世界最大の音楽チャンネル「MTV」のイベント「MTV Unplugged」を日本人女性アーティストとして初めて開くなど、日本の音楽シーンをけん引するトップシンガーとして活躍している。
全国ツアーの札幌公演は6月18日・19日、「ニトリ文化ホール」(北1西12)で行われる。料金は7,300円。