献血イベント「LOVE in Action ご当地大作戦 in 札幌」が2月25日、「ニトリ文化ホール」(札幌市中央区北1西12)で開かれ、10~20代の若年層を中心に約2000人が来場した。
学生に向けた献血推進活動の応援キャラクターを務める南沢奈央さん
「LOVE in Action」は、日本赤十字社(東京都港区)が2009年に始めた献血推進プロジェクト。ラジオDJ・山本シュウさんをプロジェクトリーダーにメディアを通しての情報発信、アーティストやタレントとのコラボレーション、各地でのイベントなどを行っている。「ご当地大作戦」はこれまでに「日本3周した」(山本さん)という。
イベントには山本さん、同プロジェクトのラジオ番組パーソナリティーを務めるアナウンサー・小林麻耶さん、FM北海道のパーソナリティー・高山秀毅さんが登壇。2012年までの過去10年間、10代・20代の献血者数が約35%減っていることや1日平均で3000人が輸血を受けているという現状、血液は人間しか作り出せないことや献血した血は長期保存できないという基礎知識を紹介。
トークの合間にはLOVERSOUL、ケラケラ、AAAなどのアーティストがライブを行い、それぞれ献血についての思いも語った。学生に向けた献血推進活動の応援キャラクターを務めるタレント・南沢奈央さんが登壇した際には、献血についてのトークセッションやクイズを行い、「学生献血、略して『ガクケン』を全国に広めたい」と意気込みも語った。
山本さんは「じいちゃんやばあちゃん、お父さん・お母さん、そのずっと前の家族から命のバトンをつないできた僕らはみんな親戚。以前、『献血は血を分けるだけでなく笑顔や幸せも分けることだ』と言われたことがある。幸せは形じゃない。みんなの心が喜んでいること。愛してる」と会場に呼び掛け、「We are 親戚」「LOVE in Action」のコールアンドレスポンスで幕を閉じた。