見る・遊ぶ

札幌で「ピカソ愛と芸術の版画展」-シークレット音声ガイドの解説も

男女をテーマにした版画を多数展示

男女をテーマにした版画を多数展示

  • 0

  •  

 札幌パルコ(札幌市中央区南1条西2)7階の「パルコスペース7」で11月9日、パブロ・ピカソ没後40年を記念した「ピカソ愛と芸術の版画展」が始まった。

各テーマごとに色分けされている展示会場

[広告]

 「画家とモデル」「闘牛と古代神話」「男女、あるいは抱擁」「女の肖像」「静物、サーカス、男の顔など」など、ピカソが好んで描いた5つのテーマに分け作品を紹介。1人の女性を横、正面、下など多視点から捉えた「女の顔」(1962年)、妻ジャクリーヌ・ロックを描いた「読書するジャクリーヌ」(1958年)など、ピカソが生涯に制作した約2,000点に上る作品のうち、愛をテーマにした約60点の作品を展示する。展示作品は、ピカソの版画作品を所蔵する荒井記念美術館(北海道岩内町)が所蔵する作品。

 同館の学芸員の小澤資子さんは「ピカソの魅力はとても細い線による繊細な描写力にある。その技術があったうえで、大胆な色合いやピカソのおおらかさが表れているのが『女の顔』。下絵を使わず、原版を彫っては刷り、彫っては刷りを繰り返した作品。さまざまな技法を使っていろいろな作品を制作している」と解説する。

 同展では、スマートフォンアプリ「ART GnG」を利用した作品解説音声ガイドを用意。西洋美術に造詣の深い編集者であり評論家の山田五郎さんの「スタンダード版」と、お笑いタレントの友近さんによる「シークレット版」がある。「シークレット版」は、友近さんが複数の人物の物まねをしながら作品を解説している。1種200円。

 会場の最後には、ピカソの言葉が記された三角くじが用意されており、入場者はそれを持ち帰ることができる。

 開催時間は10時~20時(土曜は20時30分まで、最終日は18時まで)。入場料は、一般=500円、学生=400円、小学生以下無料。12月2日まで。

  • はてなブックマークに追加

札幌経済新聞VOTE

コンビニでおにぎりを買ったら…

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース