札幌の気鋭写真家が個展「春を迎えに行く」-2会場で昼と夜を表現

ウリュウユウキさん写真展「春を迎えに行く」で夜を表現した第1弾の会場「Radio&Records」内の様子

ウリュウユウキさん写真展「春を迎えに行く」で夜を表現した第1弾の会場「Radio&Records」内の様子

  • 0

  •  

 札幌を拠点に活動する写真作家のウリュウユウキさんの写真展「春を迎えに行く」が3月31日より、札幌市営地下鉄琴似駅近くのカフェバー「Radio&Records」(札幌市西区琴似1条4、TEL 011-612-9886)で開催されている。

[広告]

 ウリュウさんは、「旅」をテーマとしたモノクロ写真を撮り続け、精力的に個展やグループ展に出展。2003年より活動の場所を東京から札幌に移し、2005年11月、「さっぽろアートステージ」の一環として札幌市営地下鉄南北線車両内で行われた「アートトレイン」では、公募作品の中から準グランプリを受賞。昨年11月、富士フイルムフォトサロン・札幌で個展「旅をするフィルム-LIKE A ROAD MOVIE-」を開催し、6日間で900人以上を動員した。

 同展は、第1弾「夜を越えて」と第2弾「そして春は」の2回で構成。「Radio&Records」での展示終了後、モエレ沼公園(東区モエレ沼公園1)のガラスのピラミッドに会場を移動。夜だけ営業するカフェバーで「夜」を、ガラスのピラミッド内に差し込む太陽光で「昼」を表現。「長い冬の間に春を待つだけでなく、春へのきっかけを探す」という思いを込め、冬の間に撮影した雪の街の風景写真を公開する。

 第1弾では、道端やバス停、雪にできた足跡など、冬の日常風景写真23点を展示するほか、プロジェクターを使用し、隣接するビルの壁面にスライドショーを展開。第2弾では、第1弾の作品を含めて約30点を展示する。

 「日々の生活が旅」をテーマに作品を撮り続ける長野県出身のウリュウさんは「雪の降る街で育ったので、半年近い冬の中で春を思い浮かべる時、長い冬を過ごしている私たちそのものが『旅人』という気持ちがベースにある。その気持ちを見に来てくれた人と何か一つでも共有できれば」と話している。

 第1弾会場「Radio&Records」の営業時間は18時~翌1時。4月12日まで。第2弾会場・ガラスのピラミッドでの開催は4月20日のみで、観覧時間は13時~17時。入場無料。

Radio&Recordsモエレ沼公園除雪した雪で屋外アート展(札幌経済新聞)

  • はてなブックマークに追加

札幌経済新聞VOTE

コンビニでおにぎりを買ったら…

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース