遊歩道「ミニ大通公園」（札幌市中央区北4条西11～17丁目）で9月8日、「ミニ大通お散歩まつり」が開催される。

桑園祭典区の山車

　「地参地笑 ～地域のみんなが参加し笑い合える～」をテーマに、同園周辺地域の住民や飲食店らによる露店でにぎわう同祭。昨年は約8000人が来場した。

　会場では、動物素材を使わないインドネシアの「ハラル料理」店、ベーカリーショップ、スイーツショップなどのフードコーナー、フリーマーケット20店、子ども向けに陸海空の服を着て写真をとることができる写真サービス企画や南極の氷の展示を行う「自衛隊ブース」、読み聞かせなどを行う「ちびっこゾーン」、「札幌龍谷学園高校」「札幌市立大学」「造形デザイン専門学校」「札幌大通高校」らの学生による会場装飾も兼ねた「樹上展」、「震災チャリティブース」、福祉支援の「福祉村」、音楽ライブ、ヨガレッスン、書道パフォーマンス、桑園祭典区の「桃太郎山車」の練り歩きなど、さまざまなブースやイベントを展開する。

　「地域住民の交流が生まれ、楽しんで生活するきっかけになればと思い始めたこのイベント。約10年同じマンションに住んでいながら何もなかった住民同士が祭りを通してつながり、一緒に温泉旅行まで行ったという話を聞いたりもした。この公園の並木道をそぞろ歩きしながら、地域の笑顔が集まる祭りを楽しんでいただければ」と実行委員長の工藤英明さん。「市内でも特に年少人口や家族世帯が多い地域だからこその雰囲気がある。若い人も積極的に企画や実行委員に参加しているためイベント性も豊かで、若者は自ら楽しみながらイベントを盛り上げようと奮起し、心から楽しんでイベントを企画している。民間で行い、地域の人が心から楽しみながらお互いを助け合えるような祭りを続けることで、活気あふれる地域づくり、より良いまちづくりにつながるはず」と期待を寄せる。

　開催時間は10時～16時。雨天決行。