北海道生まれの食品・商品PRをサポートする「食の磨き上げ道場」が3月6日、北海道銀行ビル(札幌市中央区大通西4)で開催された。
2009年から始まり今年で4回目を迎える北海道銀行が行う同取り組み。北海道の食品の生産者や食品開発・製造業を手掛ける企業らが、北海道物産展や大手百貨店の催事を手掛けるバイヤーと意見交換する場を設けることで「北海道食材」のPR力を高め、「北海道食材ブランド」の価値創出・向上を図る。
当日は道内から14社が参加し、「北海道どさんこプラザ」「北海道百科」「阪急阪神百貨店」、東武百貨店の北海道物産展を年商1.5億円から16億円へ引き上げた「オフィス内田」の内田勝規社長などの「カリスマバイヤー」が集まり、商品の味・パッケージに関するアドバイスのほか、北海道のブランド価値や適正価格を保てる企業が圧倒的に少ないこと、商品を通したまちづくりに関する意見など、バイヤーによる多角的な提案に参加企業は一様に耳を傾けた。
企画担当者は「国内外から注目を集める北海道食材だが、うまくPRすることができずに埋もれてしまう商品も多い。パッケージや商品の魅力を引き出すノウハウを知り発信力を高めることで北海道の食・観光などさまざまな分野の活性化につながるはず」と期待を寄せる。