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札幌で震災支援「あったかい道」-物資や地域コミュニティー参加を支援

過去の「あったかい道」の様子

過去の「あったかい道」の様子

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 震災被災者の支援イベント「ようこそ あったかい道(どう)」が3月10日、「札幌コンベンションセンター」(札幌市白石区東札幌6条1)で開催される。

 今回で6回目を迎える同イベント。リサイクルショップ「モノココ」(厚別区)や「便利屋もしもぼっくす」(豊平区)を運営するルーツ・オブ・ジャパンの湊源道社長が支援を呼び掛け組織する「ようこそあったかい道実行委員会」が主催するもので、道内への避難受け入れや住居手配、職業あっせん、物資などさまざまなサポートを行う。前回は1200人が来場。そのうち450人が避難者で、情報交換や交流の場にもつながっている。

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 当日は、道内へ避難する「みちのく会」の会員らによる木工ギャラリーやステンドグラス、プリザーブドフラワーの販売、法律・医療・雇用などに関する相談ブース、マッサージのブースなどを設ける。「震災から1カ月たたないときに始め、当時は緊急を要する支援が主だったが、現在はそれと同時に風化の防止、血縁もなく孤独になりがちな避難者の方へのコミュニティーの参加をサポートにもより力を入れている」と湊さん。「みちのく会の会員は現在1400人。20~30代の方は仕事に就けているが、40~50代、子どもを持つ母親の方は厳しい状況も続いており、月10万円以下の暮らしや貯金を切り崩すなど経済的に疲弊し、引きこもる方も多い。イベント参加を通して人と交流する場となり、仕事を見つけるきっかけにもなれば」

 会場ではツイッターやフェイスブックのアカウントを書き込むことができる「SNSバッジ」を用意し、SNS 利用に積極的な20~30代の情報発信・交換を促進するほか、アンケートに答えることなどで得られるイベント専用通貨の発行、避難者以外は13時以降の入場のみとするなど、物資を平等に供給できるよう仕組みづくりに工夫を凝らす。「こういった取り組みは今だけでなく、これから大きな災害があったときにもモデルケースとなるはず」(湊さん)。

 翌11日は、「北海道避難者アシスト協議会」と北海道行政らでフォーラムを行い、有識者を招いたパネルディスカッション、避難し登別・伊達市で生計を立てるイチゴ農家の講演、献花・黙とうなどを行う。

 湊さんは「これだけ大量に人が避難するというのは未曾有(みぞう)の事態。北海道がもっとオープンになり土地や人の持つポテンシャルを引き出すことで、被災地だけでなく北海道が抱える経済や社会面の問題も解決できるはず。相互のパワーを循環させたい」と話す。

 開催時間は、10日=10時~16時(一般参加は13時以降)、11日=13時~17時30分。

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