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国内唯一の大型キャバレー「札幌クラブハイツ」、43年の歴史に幕

店舗内観©2011 Sapporo Kaihatsu Co.,Ltd

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 日本唯一の大型キャバレー「札幌クラブハイツ」(札幌市中央区南5西3、TEL 011-531-1821)が2月28日、創業43年の歴史に幕を閉じ、ススキノから「昭和のともしび」が消える。

 同店は1971(昭和46)年9月に「東京テアトル」(東京都中央区)が開業。運営会社として設立した「札幌開発」(中央区南2西5)が1976(昭和51)年から経営を引き継いだ。1000平方メートルの巨大な店内に400席を設け、約130人のホステスが在籍。ダンスやショーステージとなどでにぎわう「大人の社交場」として長年親しまれてきた。

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 ピーク時の1970~80年代には年間12億円を売り上げたが、ここ数年は4億円ほどまで減っていた。2009年にはチェーン店の「歌舞伎町クラブハイツ」が閉店。以来、1000平方メートルを超える規模の「グランドキャバレー」は日本でも札幌店のみとなり、老舗キャバレーが消えゆく中で経営を続けてきたが、現在入居するビル「札幌東宝公楽」との契約が満期を迎え、移転先を探すも条件に合う物件がなく継続を断念したという。今後は同社が運営する焼き鳥店「串鳥」を経営主体とし、3月27日、「N-PLACEビル」(中央区南4西3)の地下ワンフロアを使った大規模の「串鳥」旗艦店を新たにオープンする予定。

 営業終了に関して「ビルの契約期間もあったが、時代の波もあり来るものが来たかとも思う。当社のキャバレーは全国でもオンリーワンの規模なので、当店を求めていただけるお客さまも多く、まだまだ需要があるだけに断腸の思い」と同社の末永礼造社長。「当店はススキノのど真ん中でノスタルジックな雰囲気を楽しめる昭和の文化の一つ。『キャバレー』という文化がなくなることにはセンチメンタルな感情を抱いてしまうが、『ご苦労さん』という思いで締めくくりたい」と思い出をかみしめる。

 閉店が迫る2月25日~28日には、「さよなら『43 years old 札幌クラブハイツ』」と題した企画を開催予定。

 営業時間は19時~24時(最終日は23時30分まで)。

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