ドキュメンタリー漫画「義男の空」-実在の医師テーマに札幌で発刊

実在の小児脳神経外科医の生い立ちを描いたドキュメンタリー漫画「義男の空」

実在の小児脳神経外科医の生い立ちを描いたドキュメンタリー漫画「義男の空」

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 デジタルコンテンツ、デザイン制作を手がけるエアーダイブ(札幌市中央区南1西7)は、自社で一貫して制作、出版、販売を手がける道内初のドキュメンタリー漫画プロダクション「Dybooks(ダイブックス)」を設立。第1号作品として1月31日、道内で活躍している小児脳神経外科医師の生い立ちを描いたドキュメンタリー漫画を発刊した。

 タイトルは「義男の空」。同社の田中宏明社長は、4歳の二男が出生間もないころ難病と診断され、当時小樽市で勤務していた国内でも数少ない小児脳神経外科医の高橋義男医師により救命された。このことが構想のきっかけとなり、過去に漫画新人賞一般部門で準大賞を受賞した田中社長は昨年7月に同プロダクションを設立。高橋医師への多大な感謝の意味を込め、第1弾のテーマに同作品を選んだ。

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 本格的に制作に取りかかったのは昨年1月ごろ。制作は、仕事の合間を縫って行われ、取材の体制作りや印刷会社での検証、インフラ整備などにより、発刊までに約1年を要した。「皆での創作」をテーマに、ストーリーの構成や背景、人物などを社内でそれぞれ担当するため、「絵の統一性を図るのが大変」だった(田中社長)という。

 第1巻は、A5版の220ページで8話収録。価格は1,200円。6巻までの発刊を予定しており、「年2冊の発刊を目指す」(田中社長)という。2月17日14時より、紀伊國屋書店札幌本店(札幌市中央区北5西5)1階インナーガーデンで北海道を舞台とした実話から生まれたストーリーの裏話や道内初の漫画プロダクション設立の苦労話など、制作秘話を公開する出版記念イベントを予定している。

 田中社長は「自分は高橋医師に出会い、前向きになれた。同じような境遇の親御さんや医師を目指す人、健康で働ける体を持っているのに使っていないニートの人たちなど、さまざまな人に考えるきっかけになってもらえれば」と話している。

 紀伊国屋書店札幌本店や旭屋書店札幌本店のほか、道内書店89店を皮切りに、全国主要書店で取り扱いを予定。2月中旬より、インターネット販売の開始も予定している。

 注)2011年1月現在、6巻以上の刊行を予定。

エアーダイブ

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