札幌・JRタワー(札幌市中央区北5西2~4)内の商業施設「ステラプレイス」「パセオ」「エスタ」「アピア」のインフォメーションカウンターに9月28日、インターネット電話を使った通訳サービス「スマイルコール」が期間限定で導入された。
同サービスでは、タブレットPC・スマートフォンなどのポータブル端末を使い、テレビ電話で外部コールセンターの通訳オペレーターと話すことができる。英語・中国語・韓国語に対応。持ち運びでき、画面越しに外国人客がコールセンタースタッフに向けて地図や看板などを提示してそれらを翻訳できるほか、複数人での会話できることなどが主な特徴。現在全国の宿泊施設・百貨店・商業施設・交通機関・観光施設などで利用され始めている。
初期設定に5万円、月額1万8,000円から利用することができる。ネット回線を利用するため電話料金は発生しない。「多言語に対応したスタッフや現地のスタッフを雇うよりも手軽に導入できる」とシステム販売を行う「リアルグロウ札幌支社」(北2西2)の川島亜希彦さん。
「画面越しに相手の顔を見て話ができる『安心感』を与えることができ、オペレーターと外国人客の会話を聞くことができるので、現場のスタッフも状況を知ることができるということでホスピタリティーの向上にもつながる。北海道のおもてなしの心を伝え、自分の言葉が通じるという満足感を持っていただければ」と話し、設置目標は「北海道内で100台」と意気込みを見せる。
利用時間は9時~22時。8日まで。