人気スープカレー店「奥芝商店」(札幌市中央区南8西14)店主の奥芝洋介さんが8月19日、トークイベント「残したい日本のたね」を開く。会場はイベントスペース「かでる2・7」(北2西7)。
奥芝さんはスープカレー店の店主を努めながら、カンボジアでの井戸掘りや障害者や引きこもりの人の自立支援のため農業活動支援、北海道一周マラソン、北海道・洞爺へ福島の震災被災者受け入れ活動「洞爺バケーション」、新十津川での村づくりなど、精力的にボランティアやまちづくりなどの活動を展開。同イベントは、「若者や子どもたちが笑っていられる未来」をテーマに立ち上げたプロジェクト「北の志育成塾 永未笑(しいくせいじゅく えみし)」の「開塾式」として開く。
同イベントは、チャリティーや講演会で全国各地を回る中、広島で被爆体験した年配者の話を聞いたことがきっかけだという。「被爆した当時、それから3~4日後には鉄道や金融機関の一部が稼働していたらしく『現代の日本には技術やお金もあるのに、なぜそこまでできないのか』ということを尋ねると『自分が周りのために何ができるかを考えて人が動いた。その差だと思う』と言われた。それを聞いて『感謝』『優しさ』など日本人がもともと持っている『心』を思い出したい、伝えたいと思った」と奥芝さん。
イベントでは、シンガー・ソングライター・中田雅史さん、コメディアン・アフロンゲ丸山さん、奥芝さん、公益財団法人モラロジー研究所の尾崎宏一さんらによるパフォーマンスやトークショーなどの「授業」を行うほか、インターネットサイト「日刊スゴイ人!」編集長・前山亜杜武さんらを招く。
「安定を求め、逆に未来に不安を抱える若者が数多くいる。このイベントを通して『自分にも期待できる』と思っていただければ」とも。
開演は17時。参加料は2,000円。チケットの収益は「洞爺バケーション」の活動に当てる。