札幌・ススキノにジンギスカン専門店「羊飼いの店 いただきます。」(札幌市中央区南5西5、TEL 050-5798-5203)がオープンし2カ月が過ぎた。オープンは2月11日。
オーナーの中島康晴さんは開業に際し、市場の調査に15年、「最高のジンギスカンを食べてほしい」という思いの下「サフォーク肉専用種」の羊を空知・由仁町の牧場で飼い始めて7年、通算22年の構想の後、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約13坪で、席数は1階20席、2階6席の計26席。店内は木を基調にログハウス風の内装に仕上げた。「いただきます。」という店名は「世界から尊敬される日本の文化を発信したい」という意味を込めたという。
「純血」のサフォーク肉を提供する同店は、自社飼育の牧場でオリジナルの農耕飼料などで育てた羊を使う。羊特有の臭みが少なく脂の融点の低さが「ジューシー」な味わいを引き出すという。タレは畜産試験場の場長を努め「ジンギスカンのタレのルーツ」を作った近藤知彦さんが監修し、「今の北海道産に合わせた肉の味を引き出す味わいになるよう工夫した」とも。
主なメニューは、「ジンギスカン」(980円)、「おかわり野菜」(210円)、ライス(小=150円、中=210円、大=315円)、「チャンジャ」「キムチ」(以上315円)、韓国のり(280円)など。
中島さんは「純血のサフォークを提供する店は他に無い。北海道産の肉のジンギスカンの味を多くの人に伝えたい」と話す。
営業時間は16時30分~翌3時(日曜・祝日は23時まで)。お通し150円。