札幌ら～めん共和国（札幌市中央区北5西2、札幌エスタ10階）に今年4月登場した小樽の有名ラーメン店「初代」は12月1日より、同館で開催中の「あったか冬の麺」フェアでカルボナーラ風ラーメン「カルボ風仕立て～焼き豚添え～」の販売を開始した。

　同フェアは2005年より行われ、今年で3回目。「元祖旭川ラーメン　梅光軒」や「塩屋　ゆうじろう」など参加店全8店がそれぞれ、海鮮や唐辛子などを使用したラーメンを提供。初代は、参加店で唯一ユニークな洋風ラーメンを打ち出し、平日は40～50食、土日は70～80食の販売を目指す。

　「カルボ風仕立て～焼き豚添え～」は、カルボナーラのソースをスープ風に仕立て、ラーメンの麺を使用したユニークな発想の洋風ラーメン。「通常のカルボナーラとは歯ごたえが違い、ソースが麺によくからむ」（同店）という。スープの上には、ベーコンの代わりに軽く揚げた焼き豚とほうれん草が特徴。価格は880円。

　「生クリームの分量や麺の太さなど調整に苦労した」（同店）と、開発には約1カ月をかけ、20回以上の試作を重ねたという。販売開始から4日間で、学生や20代の女性の注文客が中心。中には、通常のラーメンとカルボナーラ風ラーメンを分け合うカップルの姿も。

　同店は「ラーメン店にはないメニュー。『カルボナーラ＝スパゲティ』という固定観念があるが、ラーメンでも意外と合う。まずは食べてみてほしい」と話している。「あったか冬の麺」フェアの開催は来年2月11日まで。

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