高性能ジェル素材の開発を手がける北海道大学発ベンチャー企業のGEL-Design(札幌市北区北21西12)は北海道下川町と連携し、「氷のキャンドル2007プロジェクト」を発足した。クリスマスに向けてウェブショップなどで販売し、売上金の一部を植樹活動の原資として利用する。
氷のキャンドルは北欧で生まれ、最低気温マイナス40度の厳寒の下川町(北海道上川郡)で育てた冬の風物詩。下川町では毎年2月、氷のキャンドルフェスティバルを開催しているが、近年の地球温暖化の影響で暖冬が続き、氷のキャンドル作りが困難になってきている。町の90%が森林に覆われ、循環型森林経営を掲げる下川町は、森林作りをさらに強化することで地球温暖化を食い止め、これまでのように氷のキャンドルが作れる町に戻したいと考えている。
下川町の考えに賛同したGEL-Designは、下川町と連携し同プロジェクトを発足。「100年後のクリスマスにもこの灯りを届けたい」というメッセージを込め、クリスマスに向けてウェブショップなどで「氷のキャンドル」の販売を開始した。冬季限定販売で、2,000個の販売を目指し、1個販売するごとに、森林に1本の木を植えるという。
氷のキャンドルは、SとLの2サイズを用意。使用時間は、室内(22度)でS=約3時間、L=約5時間、屋外(10度)でS=約4時間、L=約8時間。価格は、フローティングキャンドル1個付きでS=3,885円、L=5,775円(送料込み)。