札幌駅前通地下歩行空間・北3条広場で11月11日、「3R推進北海道大会2011」が開催される。主催は環境省北海道地方環境事務所。
「3R推進北海道大会2010」クイズ・パネル展示の会場の様子
2006年から始まり、今年で6回目を迎える同大会。環境省北海道地方環境事務所の尾上(おのえ)さんは「3Rのうちリサイクル(再使用)のみならず、リデュース(排出削減)、リユース(再使用)についての取り組みを広げること、市民のライフスタイルを見直す機会を提供することが目的」と話す。昨年はリユースのうち「マイボトル・マイカップ」をメーンテーマに開催し、今年は物や食の大切さを伝えるためエコ、リサイクルのうち、「もったいない」をメーンテーマに据える。
当日は、環境講談やエコな情報を発信するグループと自由に交流・情報交換(トークセッション)をし、エコなライフスタイルをフリーに話し合える空間「3Rコミュニティ・カフェ」を展開。講演会に環境講談「もったいない善兵衛(ぜんべえ)」を創作した女流講談師の神田紫さんを迎え、講談と、「食」の大切さを織り交ぜたトークなどを披露。トークセッションはボイスオブサッポロ(札幌市)の橋本登代子社長がコーディネーターとなり進行する。マイボトル・マイカップを持参した人にはフリードリンクも用意。
「循環型社会イメージ体験コーナー」には環境・廃棄物問題をテーマにした風刺漫画「ゴミック『廃棄物』名物パネル展」や、昨年高校生と共に食材、エネルギー、水、ゴミなどの面からキッチンでのエコを考え小冊子を発行し簡単な料理を紹介する「高校生とつくるエコ・レシピ」プロジェクトなどを行う。そのほか3Rに関するパンフレットの配布、情報展示する「3R情報コーナー」、参加者に贈呈する「3Rクイズラリー&アンケート」など。
「当大会で3Rに少しでも興味や関心を持って、循環型社会への気付き、環境を守るという地球の大切さを実感していただきたい」と尾上さん。
開催時間は11時~16時。参加無料。