「2012・ミス・ユニバース・ジャパン(以下、MUJ)」の北海道大会本選が10月22日、札幌駅前通り地下歩行空間・北3条広場の特設会場で開催された。
MUJは、「世界一の女性」を目指す日本女性をプロデュースし、その成長過程を描く年間を通した「美の祭典」。外見だけの美しさではなく、「知性」「感性」「人間性」「内面」「自信」の5つを兼ね備え、日本から「国際舞台で活躍できる女性像」を目指し、毎年約4000人の応募者が競い合う。
同大会は東京・大阪以外に「地方からの間口を広げること」を目的に2010年度のMUJから始まった地方予選の一環。今年は全国18カ所で予選が開催される。本年度の北海道大会には70人がエントリー。そこから書類審査を通過した24人が1次予選に臨み、本選には審査に通過した12人が出場。地方大会からは、グランプリ1人が「グランキューブ大阪」で開催される日本大会への出場権を獲得し、それ以外のファイナリストは東京オーディションで選ばれたセミファイナリストと共に、日本大会へ出場するための「ファイナリスト選考会」に臨む。
当日のゲストには、前年度日本グランプリ・神山まりあさん、前年度北海道グランプリ・米澤早那さん、2010年度日本大会ファイナリストの石井千恵さん、MUJ公式栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさんらを招いた。神山さんは「皆さん緊張していると思うが、これまで一生懸命頑張ってきた姿も知っている。きっとその練習と努力の成果が自信となってこの舞台に表れると思う。だからこそ今日の舞台を楽しんでもらいたい」とエールを送った。
1次審査はダンスパフォーマンス。音楽に合わせてそれぞれのオリジナリティーを表すダンスを披露。8人が2次審査に臨みウオーキングとPRを行った。PRではバレエ、よさこい、ソプラノの歌を披露するなどさまざまな特技に、会場から拍手や歓声が上がった。最終審査には5人が残り、審査員からの質疑応答のほか、今までの人生や経験を振り返った自己表現、グランプリになるための意気込みを語る最後のセルフプレゼンテーションに臨んだ。
結果、グランプリには近藤智美(ともみ)さんが選ばれ、2位に渡邊優花(ゆうか)さん、3位に高橋佑奈(ゆな)さんが選ばれた。近藤さんが日本大会出場権、渡邊さん、高橋さんが日本大会出場権を獲得するための「ファイナリスト選考会」出場権を、それぞれ獲得した。
「まずはうれしいという気持ちで一杯。努力して北海道代表を選ばれた責任を果たしていきたい。これからが本当に厳しい訓練になるが、本当に素晴らしい機会なのでたくさん成長したい」と近藤さん。「(MUJ北海道代表として大切なことは)自分に自信を持つこと。努力すれば自分にもできるということを伝えていければ」とも。
そのほか、「練習を積み上げた日々を思うと、自分に与えられた責任を感じる。これからのトレーニングを経てセミファイナルに臨みたい」(渡邊さん)、「うれしいという思いと同時にこれからもっと頑張らなければいけないと思った。もっと自分に自信を持って外見も内面も美しい『強い女性』を目指す」(高橋さん)と、それぞれ思いや抱負を語った。
日本大会の開催は来年3月を予定。