映画「乱反射」「スノーフレーク」の2作品に主演した桐谷美玲さんが8月9日、「ディノスシネマズ札幌劇場」(札幌市中央区南3西1)で舞台あいさつを行った。
「スノーフレーク」のワンシーン ©2011「乱反射/スノーフレーク」製作委員会
雑誌「Seventeen」の専属モデルや「荒川アンダー ザ ブリッジ」「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」などドラマ、映画と多方面で活躍する桐谷さん。今回は映画「時をかける少女」などを指揮した谷口正晃さん監督の両作品に主演し異なる役柄を演じ分けた。
「乱反射」は、高校3年生で第50回角川短歌賞を受賞して話題となった歌人・小島なおさんの17歳から20歳までの3年間に詠んだ歌を集めた歌集をもとにした作品。有名歌人の母の下に生まれ、高校2年生で文芸新人歌壇賞を最年少で受賞する高校2年生の嘉瀬志摩を主人公に、日常の高校生活、歌人としての自分、幼なじみへの恋心など、高校生らしい彼女の悩みや成長を描いた青春ラブストーリー。
「スノーフレーク」は、「晩夏に捧ぐ」「サイン会はいかが?」などを刊行し、ハートウオーミング・ミステリー作家として活躍する大崎梢さん原作の小説を映画化した作品。一家心中で亡くなった幼なじみの男の子を忘れられず、その真相を探り謎に迫る青春ミステリー。
10代の女性を中心に満席となった会場。桐谷さんが登場すると拍手と歓声が上がった。今回の作品について、「最初は本当に自分で良いのかと思ったが無事に完成して良かった。ようやく皆さんに見てもらえる日がきてうれしい」と桐谷さん。「共演者の方とも楽しく撮影できた。みんなで『変顔』して遊んだこともあった(笑)」などのエピソードを紹介する場面も。
今回、両作品で主題歌を歌い歌手にもチャレンジした桐谷さん。「歌は本当に苦手で、話を聞いたときは衝撃的だった。スクリーンから自分の歌声が聞こえると耳をふさぎたくなる(笑)」と会場の笑いも誘った。
「若い女性にとっては共感できる部分や重なる部分も多いはず。見ていただいた方には笑顔になってほしい」とメッセージを送る。
今月27日から同劇場で公開。