札幌市円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3、TEL 011-621-1426)の「ホッキョクグマ館」で7月13日、館内プールに活魚が放流され、同園で生まれた生後7カ月のホッキョクグマの双子が初めての狩りを体験した。
活魚の放流は、ホッキョクグマの擬似的な狩り体験と来園者向けの目玉として同園が毎年7月に行う恒例行事。当日は家族連れやカメラ愛好家などが100人以上集まった。
同園では現在、昨年12月に産まれた双子のホッキョクグマ(いずれもメスで名前は現在募集中)を飼育中で、双子にとっても初めての狩り体験に大きな注目が集まっていた。放流された活魚はニジマス15匹で、最初は母グマの「ララ」が潜って魚を捕まえお手本を披露。双子は見よう見まねで苦戦しながらも見事に活魚を捕まえ、会場からは大きな歓声と拍手が上がった。しかし、一頭が捕まえた魚をカラスが奪い去るハプニングも見られ、会場からは笑い声や「気をつけて!」「後ろ!」などと注意を呼びかける姿も。
活魚の放流は、同園のイベントに合わせて不定期で行う予定。