円山動物園（札幌市中央区宮ヶ丘3、TEL 011- 621-1426）で3月22日、双子のホッキョクグマの赤ちゃんが一般お披露目され、愛くるしい姿に来場者は目を輝かせた。

母親と双子の3ショット

　昨年12月8日に同園の「ララ」が出産した双子の赤ちゃん。ホッキョクグマの自然繁殖は国内でも成功例が少なく母親が育児放棄することなども多いが、大きな問題もなく順調に育ち、出産から104日目の同日、元気な姿が公開された。身長・体重は目測で頭胴長70センチメートル、体重15キログラムと見られている。「1年後には体重150キログラムほどで現在の10倍になり、母親より一回り小さいぐらいの大きさに成長する」（同園飼育員）。

　双子の赤ちゃんは外の世界に戸惑うことなく元気に動き回り、その動きや「純粋無垢」な表情を写真に収めようとカメラやスマートフォンを構える来場客の姿が多く見られた。

　性別は5月末ごろ判明すると見られ、その後、名前の募集を行う。4月末からは「プール開き」を始める予定で、水浴びして泳ぎ回る姿は一般公開後の最初の見どころになるという。

　開園時間は9時～17時（ホッキョクグマの公開は9時30分～16時30分まで）。入園料は600円（中学生以下無料）。年間パスポートは1,000円。