「元祖さっぽろラーメン横丁」(札幌市中央区南5条西3)で2月4日、イルミネーションの点灯式が行われた。同イベントは、昨年11月26日から大通・駅前通り・南一条通りで開催中の「第30回さっぽろホワイトイルミネーション」(大通会場のみ、1月2日で終了)に同横丁が参画したもの。
イルミネーション点灯後、振る舞い酒を片手に喜びの表情を見せる元祖札幌ラーメン横丁会の高橋政広委員長
1950(昭和26)年、「東宝公楽」横に8軒のラーメン店が軒を連ね「公楽ラーメン名店街」として誕生した同横丁。「みそラーメン発祥の地」として、全国に「札幌ラーメン」の名を広めたことでも知られる。
今年は公楽ラーメン名店街の誕生から数え60年目の節目の年。同イルミネーションは3年前から「光の横丁構想」として企画が始まり、札幌市観光局などの支援を受ける形で実現した。
イルミネーションは、17店舗のラーメン店が軒を連ねる横丁全体(縦42メートル、幅2メートル)の天井部に約1万4,000個のLED電球を使って表現。「つらら」と呼ばれる電球の配置方法を用い、「北海道らしいイメージに仕上げた」という。
点灯式当日は元祖ラーメン横丁会・ススキノ観光協会・札幌市観光文化局などの関係者ほか、「ミス氷の女王」らも参加し、17時過ぎにイルミネーションがともると会場からは歓声が上がった。
元祖札幌ラーメン横丁会の高橋政広委員長は「『札幌=ラーメン』という不動の地位を築き上げた先人達の財産である『元祖さっぽろラーメン横丁』の誇りを今一度フアンの方々に伝え、新しい横丁にチャレンジしていきたい」と話した。「ススキノの経済活性化は横丁抜きでは語れない。官民一体となって『さっぽろ雪まつり』『すすきの氷の祭典』に華を添える形で、明るく健康的にススキノを盛り上げていければ」とも。
点灯時間は17時~翌5時(雪まつり期間中は12時から)。今月末日まで。