札幌の学生による「SHOOT×G-SHOCK限定コラボモデル」デザインコンペの表彰式が12月9日、札幌デザイナー学院(札幌市中央区大通西9)で開催された。
SHOOT×G-SHOCK限定コラボモデルのデザイン(イメージ)
同モデルは、格闘技団体「修斗」とカシオ計算機(東京都渋谷区)のコラボ企画により誕生したもの。「G-SHOCKはスポーツマンや格闘家をイメージしたモデルが多く、今年で20周年の節目を迎えたことがきっかけとなった」とふじ観光企画担当の武田さん。「学生によるデザインコンペを開催したのは、何らかの形で若い人たちに経験を積むきっかけを作りたかった」とも。
同企画では「原点回帰」「タフネス」「永続性」の3つをテーマにデザイン。ブラックをベースに裏面には「修斗」のロゴをあしらう。「初代5,000系」というG-SHOCK初期の型「DW-5600E」をデザインした時計100本、アナログとデジタル表示を搭載したモデル「GA-100」をデザインした時計50本を限定販売。
同コンペでは、橋詰あゆみさん、山田唯さんらのデザインがモデル化されたほか、「モデルとして発売することはなかったが、本当に素晴らしいデザインだった」と特別賞も設けられ、森田里美さんが特別賞を受賞した。「選ばれることがないと思っていたので非常に驚いた。今後もこういった機会があれば積極的にエントリーしたい」(GA-100デザイン・橋詰さん)、「『登り龍』というテーマを一番意識した。デザインが形になったことはとてもうれしい」(DW-5600Eデザイン・山田さん)、「デザインが認められてうれしい。これからもっとデザインのことを学びたい」(特別賞受賞・森田さん)と、それぞれの思いや展望を語った。
「今回採用されたデザイン以外にも優秀なデザインは数多くエントリーされた。今回はデザインという切り口から学生コンペを開催したが、今後はスポーツ、音楽などさまざまな分野の企画を考えていきたい」と武田さん。「チャンスをつかもうと勉強している人や作品を発表する場所を提供していきたい」とも。