札幌・ススキノに9月6日、京都から直送した素材を使用した「京都カクテル」を提供するバー「HEART OF GOLD（ハート・オブ・ゴールド）」（札幌市中央区南5条西6、TEL 011-513-0152）がオープンした。

「雪が積もらず、土が所々に顔を見せるような京都の冬をイメージ」したという「金閣寺・歴史輝く雪化粧」（左）と「本場京都の濃厚な味わいが特徴」だという宇治抹茶カクテルの「平等院」（右）。

　店舗面積は約10坪。席数は、カウンター6席、テーブル15席の計21席。店内は暖色の照明を使い「ゆったりとした雰囲気」に仕上げた。「京野菜からエキスを抽出したカクテルや本格的な宇治抹茶を提供する」（オーナーの宮川さん）同店。「野菜のエキスを抽出するカクテルは、野菜の芯からエキスを抽出することで野菜独特の苦味を抑え、あっさりと飲みやすくするなど工夫を凝らした」という。

　宮川さんの「おすすめ」は「四季カクテル」と「宇治抹茶カクテル」。四季カクテルは、カブや九条ネギなどの京野菜エキスとコラーゲンボールを使用したカクテルで、「京都の春夏秋冬」をイメージしたという。春は「鴨川・舞妓さんの散歩」、夏は「祇園祭・灼熱（しゃくねつ）の鉾巡業（ほこじゅんぎょう）」、秋は「嵐山・紅葉を彩る渡月橋」、冬は「金閣寺・歴史輝く雪化粧」の4種を提供（各800円、1日限定各10杯）。宇治抹茶カクテルは、「平等院」「鵜飼祭」「宇治川」（各800円）の3種を提供。そのほかのカクテルやビール、焼酎各種（500円～）も。

　「オープンから2週間。『京都カクテル』は特に女性のお客さまからの注文が多く、すぐに売り切れてしまう。男性の方はドリンクだけでなく女性スタッフの京都弁のニュアンスも楽しんでいる」と宮川さん。「当店は落ち着いて飲むことができる店を目指す。京都にいるような雰囲気も感じてもらえれば」とも。

　営業時間は21時～ラスト（利用客がいなくなるまで）。チャージは300円。