札幌・大通近くに鉄道関連図書・グッズ専門店「鉄分の一」(札幌中央区大通西9、TEL 011-208-5700)がオープンして間もなく2カ月を迎える。オープン日は7月17日。
店主は中田大介さん。「子どものころ、交通手段は鉄道がメーンだったので物心がついた時は自然に好きになった」と話す。幼稚園のころにはすでに東京から両親の実家がある富山まで一人で鉄道を乗り継ぎ旅行をしていたという。大学卒業後、サラリーマンを経て専門店オープンにこぎ着けた。店名は鉄道ファンの情熱度を指す名称「鉄分」と英語の「ナンバーワン」を組み合わせた。
店内は鉄道関連の図書が中心で新刊や雑誌など合わせ約600種類を並べる。グッズはストラップ、キーホルダー、グラス、時計など約300種類。鉄道模型のNゲージも設置する。
主な商品は、SL瓶(原酒500ミリリットル、1,980円)、本から落ちないしおり(500円)、時刻表や切符の整理が簡単なマルチケース(1,580円)、ジッパーストラップ(700円)、JR北海道社内誌の表紙を手がける藤倉英幸さんの作品から選んだ同店特製のオリジナルポストカード(500円)など。
オープンから間もなく2カ月。現在は、「鉄分」を補給するため目指してくるファンに加え、近隣の大通公園で遊んだ帰りに寄る親子も多いという。
中田さんは「北海道で特に印象的だったのが根室本線の厚岸から糸魚沢の車窓から見える景色。たった数分間だが湿原の中を走り、とても幻想的だった」と振り返る。「Nゲージなども設置しているのでファンの方はもちろん、鉄道好きではない方も見ているとアレッと引っ掛かるグッズがあるかもしれないので気軽に遊びに来てほしい」とも。
営業時間は12時~20時(土曜・日曜・祝日は10時~)。