札幌で演劇イベント「VS.KYOTO」-札幌と京都の劇団が競演

「VS.KYOTO」に出演する4劇団の主宰者たち

「VS.KYOTO」に出演する4劇団の主宰者たち

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 札幌の生活支援型文化施設コンカリーニョ(札幌市西区八軒1条西1、TEL 011-615-4859)で9月11日・12日、札幌と京都の劇団による演劇イベント「VS.KYOTO」が開催される。主催はNPO法人コンカリーニョ(同)。

京都の劇団「ユニット美人」の作品「紫式部の言うとおりッ!」(2009年、撮影=阿部めぐみ)

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 開催のきっかけとなったのは、昨年5月に愛知県長久手市の劇場「長久手町文化の家」で行われた演劇博覧会「カラフル3」。同イベントに札幌から参加した「弦巻楽団」は、愛知や東京、関西など全国から集まった16の劇団との交流を深めた。

 今回の「VS.KYOTO」では、「札幌の演劇人や観客にも彼らの演劇を見てほしい」という思いから京都の劇団「ニットキャップシアター」と「ユニット美人」を札幌に招待。札幌からは「カラフル3」にも出演した「弦巻楽団」と若手劇団「intro」が参加する。

 あえて京都の劇団を選んだ理由について、同イベントプロデューサーの小室さんは「創造環境や人材の面でも札幌の演劇が目指すべきは京都だと考えている」と話す。「VS.KYOTO」というタイトルには「札幌の先を行く京都との交流を始めるにあたって、まずは力試しをしたい」という意味が込められているという。

 上演作品は、ニットキャップシアター=「サルマタンX vs ドクター・ベン ~こだわりすぎた男達~」、ユニット美人=「黒い紙と3つの箱」、弦巻楽団=「ライク・ア・ハリケーン」、intro=「真人間生活」。上演時間は同NPOのサイトで確認できる。

 小室さんは「当イベントで行われる演劇はどれも1時間ぐらいの長さなので考え過ぎずに楽しく見られるはず。コメディータッチの作品がほとんどなので、演劇好きな方はもちろん、そうでない方にもぜひ楽しんでいただければ」と来場を呼びかける。

 料金は、ブロック指定券(自由席)(前売り=2,500円・当日=3,000円・コンカリーニョ会員=2,000円)、1日通し券=3,500円(前売りのみ)。前売りチケットはローソンチケット、大丸プレイガイド、4プラプレイガイドで販売。予約(ブロック指定券のみ)はコンカリーニョのサイト「CoRichチケット!」から。

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