紀伊國屋書店札幌本店(札幌市中央区北5条西5、TEL 011-231-2131)で7月24日、第52回サイエンスカフェ札幌「コミュニケーションする脳!?~脳をカオスで語る~」が開催される。主催は「北海道大学高等教育機能開発総合センター科学技術コミュニケーション教育研究部(略称=CoSTEP)」(TEL 011-706-3276)。
科学技術コミュニケーションの教育・実践・研究を行っている同研究部。サイエンスカフェも同研究部の活動の一環。ドリンクを片手に気軽に科学の話をする参加型のイベントで、ゲストの研究者から話を聞くだけでなく、参加者の意見や互いの対話を通して科学について語り合う。
当日は、北大電子科学研究所の津田一郎教授が「脳のダイナミズムとコミュニケーションのカオス的アプローチ」をテーマに、数理科学の観点から脳とコミュニケーションの関係について講演する。「それぞれ違う脳を持つ人間の考え方や感じ方が一人ひとり異なっているにもかかわらず、コミュニケーションを通して互いの思いや情報を共有し合うことができるのはなぜなのか?」という素朴な疑問を切り口に、脳内で起こっている神経細胞の複雑な相互作用について、カオスという数理科学的側面から解明していくという。
「津田さんはとてもおしゃべりが好きな方なので、参加者の皆さんと話ができることをとても楽しみにしている」と同イベント担当者。「科学が好きな方も、苦手な方も、コミュニケーションをしている時の脳の動きについて、津田さんと一緒に考え、話し合ってみませんか」とも。
開催時間は16時30分~18時(開場は16時)。会場は1階インナーガーデン。参加無料。