9月13日より開催される「札幌国際短編映画祭(SAPPOROショートフェスト)」の先行イベントの一環として初の野外試写会「パーク・シアター」が8月25日、大通公園6丁目野外ステージで行われる。
同祭は、ショートフィルム(短編映画)の可能性を拡大するため、札幌市をはじめとする行政、メディア、企業、施設、商店街、ボランティアスタッフなど多くの協力を得て2006年より開催されている。1回目となった昨年は、メーンとなるショートフィルムの上映のほか、小学校でのワークショップやセミナー、企業を対象に作品の取引を行うマーケットなどさまざまなイベントも行い、70カ国、1,797作品の応募があり、総動員数9,476人を記録した。
2回目となる今回は、84カ国、2,533作品の応募の中からノミネートされた120作品を上映する。先行イベントとして、大通公園8丁目サッポロビアガーデンやアップルストアなどでプレビュー上映行った。今回初の試みとなる「パーク・シアター」は、プロモーションを兼ねた一般向けの試写会。ショートフィルムの活用例として「野外の映像イベントの楽しさや需要を探る」(同事務局)という。
会場には、既存ベンチのほかパイプいすを設置し約250席を設け、約200インチのスクリーンを用意する。大学生以上をターゲットに本祭で上映されるコンペティション作品や招待作品からドラマ、コメディー、アニメーション、SFなど、代表的な8作品の上映を予定している。招待作品には、「カリフォルニア・インディペンデント・フィルム・フェスティバル」から「ザ・ロック」「グリーンマイル」に出演したデビッド・モースさんの主演作品「A.W.O.L」なども予定。
上映時間は19時~21時15分。入場無料。雨天中止。本祭の開催期間は9月13日~17日。チケットぴあ、東宝プラザ、シアターキノなどで前売り券発売中。