札幌市役所で夏至の日の6月21日、「さっぽろキャンドルナイト2010」の関連イベント「Candle Night Live in 市役所」が開催される。会場は本庁舎18階レストラン「ライラック」（TEL 011-211-3296）。

　札幌では2004年から、環境活動に取り組むさまざまな団体・個人が集まり、札幌市と実行委員会を結成。2004年に初めて、企業やレストラン、カフェなどで自主停電運動「さっぽろキャンドルナイト」を行った。2007年にはさっぽろテレビ塔や札幌市時計台、東京タワーなど全国約6万3,138の主要施設が消灯し、約300万キロワット時の電力削減につながった。

　今年も札幌市内の飲食店やライブハウスなどで、電気を消してキャンドルの明かりで音楽を楽しむイベントなどを予定する。札幌市役所では当日、本庁舎を普段とは違った趣にガラリと変え「キャンドルナイト・ライブ」を行う。

　札幌市職員のボランティアで運営し、出演者も同市職員を含むグループで行う同ライブ。7年前から「元気音楽まつり」と題したチャリティーコンサートを行っていたが、3年前からは「さっぽろ雪まつり」の時期に市役所ロビーで演奏を行ってきた。今年はそれを発展させ、キャンドルナイトの会場になる同レストランのロケーションを生かした「夜のイベントも企画したい」という声が上がったことが、今回の企画につながった。

　当日は2部構成で行う。第1部はマンドリンとピアノによるデュオで、映画音楽などのリラクゼーションミュージックを演奏。曲目は「見上げてごらん夜の星を」「風笛」「ひまわり」など。第2部は「CHAMBER MUSIC」と題し、ジャズのスタンダードナンバーなどのレパートリーをそろえる。曲目は「HOW HIGH THE MOON」「星に願いを」「ROUND MIDNIGHT」などを予定。

　「当イベントは、一般の方が普段はなかなか入る機会のない市役所内のレストランで行うので、この機会に足を運んでもらいたい」と話すのは、当日マンドリンの演奏を披露する札幌市観光文化局の金田博恵さん。「当日はキャンドルナイトで街の明かりが消灯されるが眺めはとても良いので、ぜひ楽しんでいただければ」と来場を呼びかける。

　開場は18時。開催時間は、第1部＝18時30分～19時15分、第2部＝19時45分～20時30分。入場無料（1ドリンク以上の注文が必要）。