ジャンプ台を駆け上がるヒルクライムレース「Red Bull 400(レッドブル・フォーハンドレッド)」が5月16日、大倉山ジャンプ競技場(札幌市中央区宮の森)で行われた。
最高斜度37度のスキージャンプ台を舞台に、全長400メートルを駆け上がる同レース。富士山頂付近の傾斜(32~35度)を上回る勾配から「世界一過酷な400メートル走」ともいわれ、2011(平成23)年にオーストリアで始まった。札幌での開催は2017(平成29)年から始まり毎年恒例だったが、同競技場の改修に伴い9回目の今回が最後の開催となり、10年間の歴史に幕を閉じた。最終回の今年は過去最多の1848人が出場した。
種目は、男子・女子の個人レース、4人1組でつなぐリレー(男子・オープン・学生チーム対抗)、クリエーターレースの計6部門。各部門で予選と決勝を行った。男子シングルは田中聖土さんが3分37秒44でゴールし、6連覇を達成。女子シングルは初出場の上田絢加さんが4分50秒64でフィニッシュし、優勝を果たした。学生リレーでは「東海fenix」が2分27秒57で制し、2連覇を果たした。
クリエーターレースにはゴールデンボンバーの樽美酒研二さんも参戦。スタート地点ではカメラの前でポージングを決めるなど余裕があった樽美酒さんだが「少しなめていた、400メートルは登れるだろうと軽い気持ちで挑戦した、事前に四足歩行のトレーニングはしていたが、坂道を長時間昇り続ける練習はできていなかったため、後半は苦しかった」と話す。
「最後の開催ということで、何が何でも今日は勝ちたいと思っていた。それがかなって本当にうれしい。きつい競技ではあるが、毎回楽しく走ることができた」と6連覇を達成した田中さん。上田さんは「すごくつらいがそれ以上に楽しいという感覚を味わえる大会。幅広い人が挑戦している点も魅力的だった。最後の開催になるのは寂しいが、また次回があれば参加したいと思える」と話す。