カレー専門誌の出版やプロデュースなどを手掛けるティーツーワイジャム(札幌市中央区南1西11)は5月20日、国内初となる個人タクシーで利用できる乗車補助券「こじポン」の運用を始めた。
「この不況の中、個人タクシーで何かできないか」(同)と企画した同社は毎週、個人タクシーの運転手に集まってもらい「こじポン」の説明会を開いてきたという。札幌の個人タクシーは約1,300台ある中、同企画には約800台が加盟し、実現した。加盟タクシーには「こじポン」のステッカーを貼る。
「こじポン」は個人タクシー専用の乗車補助券。降車時に渡される「こじポン応募券」1万点(1万円乗車分)集めて応募すると、もれなく全国の個人タクシーで使用できる500円分の乗車補助券「こじポン」を進呈する。「応募券は個人のみのポイントカードではないため、家族や友人、会社ぐるみで集められる」と同社の玉木雅人社長。
さらに「こじポン」は、応募が1万円を超えた場合「おつりこじポン」が戻るのも特徴。個人タクシーに置いてある「こじポンのチラシ」が専用封筒になっており、郵送するか運転手に渡せば応募することができる。
「札幌で立ち上がった『こじポン』の企画を北海道各地や全国の個人タクシー事業者にも発信していきたい」と同社長。「個人タクシーは高級なイメージがあるが、実は料金はさほど変わらない。そこを『こじポン』の愛称とかわいいキャラクターで親しみを持っていただき、利用していただきたい」(同)とも。
「こじポン」加盟タクシーは、札幌個人タクシー無線センター(TEL 011-852-3322)=7時30分~翌1時、札都個人タクシー無線センター(TEL 011-561-3333)=6時~翌1時で手配することができる。