北海道キヨスク(札幌市中央区北2西2)は7月1日より、JR札幌駅パセオ地下1階のデリカフェ「ボンデボン」(札幌市北区北6西3、TEL 011-213-5726)で、函館のカレーを代表する「五島軒」(函館市末広町)のカレーを期間限定で提供する。
老舗洋食店「五島軒」のカレーは、初代料理長の五島英吉さんが創始し、2代目の若山徳次郎さんが大正期に完成させた120余年の歴史を有する歴代料理長伝承のこだわりカレー。同企画は、北海道キヨスクが五島軒に提案したことがきっかけで実現し、函館の五島軒の工場から直送して提供する。
メニューは、4月に五稜郭タワーにオープンした五島軒本店のカジュアルブランド「函館カレーエクスプレス」(函館市五稜郭町43)で提供している代表的な3種類で、ホタテ、エビ、イカ、アサリなどが入った「函館海の幸カレー(中辛)」(1,500円)、道産牛を使用した「フランスカレー(甘口)」(1,000円)、「イギリスカレー(中辛)」(1,000円)。辛さは、ガラムマサラで好みの辛さに調節できる。
同店では、五島軒で使用しているものに似た食器類を用意したほか、佐野裕美店長が函館に出向き「函館エクスプレス」で研修を行うなど、「『五島軒』のブランドイメージを再現した」(北海道キヨスク栗山恒幸課長)とし、1日100食の販売を目指す。
佐野店長は「通常は来店客の8割が女性だが、カレーを始めてから男性客が増えた」と話している。