クロスホテル札幌（札幌市中央区北2西2）レストラン｢agora｣で2月28日、今年で3年目を迎える「サッポロ・シティ・ジャズ」（以下SCJ）と「AIR-G' FM北海道」の新番組｢蝦夷グルーブ｣が主催の「CROSS GENERATION vol.1」が開催された。

　同イベントは、SCJ 2009　の新プログラムとして6月までの5カ月間、毎月最終金曜日に同ホテルで開催するもの。芸術の森・野外ステージで8月8日、「サッポロ・シティ・ジャズ」ファイナルイベントの一環としてクラブジャズフェスティバルを開催する。

　完全招待制で行われた「CROSS GENERATION vol.1」は、約300人が来場。セミフォーマルのドレスコードがあり、来場者は30～50代が多かった。「雰囲気はニューヨークのジャズクラブのようで、非日常空間を演出できた」と同ホテル担当者。「クラブジャズは、若い方には新しく聞こえ、30～50歳代には心地がいいもの」（同）とも。

　ステージでは、ゲストDJや地元・札幌のクラブジャズバンドが演奏し、メーンのゲストアーティスト「Blu-Swing」が会場を盛り上げた。ドリンクはビールよりシャンパンが多く飲まれるなど、「おしゃれな大人の遊び方をしていた」（同）。

　「音楽、ファッション、アートを通し、新しい情報の発信を行い、地元の方にも評価されることを目指す。今回はそれを『クラブジャズイベント』で表現した」と同ホテル担当者。SCJ実行委員会のプロデューサー山内明光さんは「札幌における、大人のための新たな音楽イベントの発信ができたことを実感した」と話し、「『クラブジャズ』というカテゴリーの音楽は、ジャズファン以外の人でも充分楽しめるものなので、次回のvol.2に足を運んでほしい」とも。

　3月27日に開催する「CROSS GENERATION vol.2」のゲストアーティストは、クラブジャズシーンで日本を代表するバンド「クオシモード」と、クラブジャズシーンの先進的存在として注目される「ジャバループ」などが出演する。

　開場18時、開演19時。チケットは、前売り3,000円、当日3,500円（いずれもワンドリンク付き）。クロスホテル札幌、ローソン、チケットぴあで販売している。