札幌市内のコミュニティー・カフェ12店で2月1日、「コミュニティ・カフェごはんフェア2009」が始まる。
同企画は、「人と人の交流や食を通して、まちづくりにつながれば」との思いを持つ人たちが集い、札幌市のサポートもあり実現した。「『食』から生まれる『縁』=『食縁』」をコンセプトに、各店で「ベトナム見聞録」「見て・聞いて・味わうヒマラヤンナイト」「おうちで出来るベジカフェごはん」など「北海道産の食材を使い、人と人との交流ができる」独自のイベントを行う。
「『食から生まれる新たな出会いや学び』をイベントという形で具現化し、お客さんとの交流を図れれば」と、参加店のひとつ「カフェインフォーマル」の宮澤さん。「今回をきっかけに店同士も助け合えるような交流ができるようになれば」(同)と期待を寄せる。
期間中、フライヤーを持参して3店舗を利用すると、抽選で30人に「全店共通お食事券2,000円分」がプレゼントされるスタンプラリーを開催。そのほか、「まちづくりとコミュニティー・カフェに関するアンケート調査」を行い、札幌でのコミュニティー・カフェのあり方や役割も検討する。
参加店は、Cafe Bouquet(札幌市白石区本郷通)、アジアンショップカフェSaPa(白石区菊水)、あじと2 チキューのためにできること(中央区)、えこふりぃ(白石区本郷通)、玄米ご飯・カフェ じょじょ(手稲区富丘)、ベジカフェまーくる(中央区)、フェアトレード雑貨&レストラン みんたる(北区)、Cafe自給自足(北区新琴似)、青い空流れる雲(中央区)、オーガニックカフェ 知恵の木(豊平区福住)、はっぴーママCafe(豊平区平岸)、カフェ インフォーマル(中央区)。
「フェアを通して、ただ食事をするだけではなく、人と人との交流があり、何かを学ぶことができたりする『コミュニティー・カフェ』という飲食店のジャンルを知ってほしい」と宮澤さん。「人と人との交流が非常に希薄になっているのが現状。社会は本来互いに助け合って成り立っているもの。コミュニティー・カフェからそうしたことを発信していければ」(同)とも。
フェア開催は2月28日まで。