余市町の平川ワイナリーが8月29日、初めてのメーカーズディナーをセンチュリーロイヤルホテル「スカイレストラン ロンド」(札幌市中央区北5西5、TEL 011-221-3008)で開催する。
平川ワイナリーは、平川ファーム(余市町)と北海道ワイン(小樽市)の共同出資により2015年2月に設立。「個性あるワインを畑で造る」をコンセプトに、余市の気候風土を反映した高品質なワイン造りを目指している。代表で醸造家の平川敦雄さんは、ブドウ栽培学で最難関といわれるグランゼコール(フランスの高等職業教育機関)「ENSAアグロモンペリエ」を卒業し、「ザ・ウィンザーホテル洞爺ミシェル・ブラストーヤジャポン」のシェフソムリエなどを経ている。
当日は、同レストランの古川浩気副料理長がワインの味わいに合わせて考案したメニューを提供。北海道素材にこだわり料理一品一品に合わせて相性が良いワインをグラスで提供する。用意するワインは、洋梨作り60年の名人が育て上げた2品種から生まれた微炭酸のポワレ「佐藤幸雄ポワレ グランド・キュヴェ2015」、乳酸発酵やたる熟成を行わずシュール・リー法で熟成して1800本限定生産した白ワイン「ピュルテ2015」、かんきつ系の凝縮した香りとふくよかな口当たりが特徴の白ワイン「平川敦雄ケルナー2013」と「平川ケルナーレジェールモン・ドゥー2013」、余市町沢町で65年間農業に励んできた藤城議さんの功績をたたえて1326本限定生産した赤ワイン「藤城議ツヴァイゲルト2014」、2015年ヴィンテージのシードル「藤城議シードルレソンシエル2015」。
当日は平川さんも来店しワインについて説明する。平川さんは「平川ワイナリーとして初めてのメーカーズディナー。今うちで生産している全種類のワインを用意する。特に『ピュルテ2015』は他に先駆けていち早く楽しめる。果物の産地力として他にないものが余市にはある。大地の豊かな恵みを感じてほしい」と参加を呼び掛ける。
料金は1万5000円。18時30分受け付け、19時ディナー開始。予約は同レストランまで。