札幌ファクトリーホール(札幌市中央区北2東3)で10月13日、劇団四季が北海道四季劇場(札幌市中央区大通東1)で来年5月3日から公演するミュージカル「ウィキッド」の製作発表会が行われた。
同作は、2003年にアメリカ・ブロードウェイで開幕以来、10年以上公演されている人気ミュージカル。各国で次々と公演地を広げ、世界中の累計観客動員数4700万人を超える。劇団四季での日本公演は2007年の東京初演以来、大阪、福岡、名古屋、東京再演と日本各地で公演を行い、総公演回数2125回、延べ194万人の観客動員を記録している。札幌での上演は今回が初めてとなる。
会見には、「ウィキッド」の出演キャストとして、エルファバ役を演じる江畑昌慧さんと、グリンダ役の苫田亜沙子さんが劇中ナンバーメドレーで「魔法使いと私」「自由を求めて」「あなたを忘れない」を披露した。
同作の原作は、作家グレゴリー・マグワイアが1995年に出版したベストセラー「オズの魔女記」。「オズの魔法使い」に登場する2人の魔女の出会いの物語。「西の悪い魔女エルファバ」と「善い魔女グリンダ」になるまでの数奇な運命を描く。同作品の見どころは、基本はブロードウェイ作品をそのまま翻訳しているが、日本人になじみづらい劇中のジョークを日本風にアレンジしている点だという。
江畑さんは「『ウィキッド』の魅力を、心を込めて丁寧に演じたい。家族や恋人、大切な友人同士で、ぜひご覧いただければ」と呼び掛ける。
チケットの一般販売は2月13日から。チケット料金は現時点では未定。