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札幌で「若者会議」開催へ-大学生らが企画、まちづくりを考える

「さっぽろ若者会議」メンバーの打ち合わせ風景

「さっぽろ若者会議」メンバーの打ち合わせ風景

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 札幌の大学生らで運営する地域団体「さっぽろ若者会議」が1月24日・25日、「第1回さっぽろ若者会議」を開催する。同団体は現在参加者を募っている。

「第2回小布施(おぶせ)若者会議」の様子

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 1泊2日で札幌の未来について話し合い、自分たちにとって魅力的な札幌・北海道についてアイデアを出し合い、最後にプレゼンテーションを行う同イベント。コンセプトは「『Youth for SAPPORO』 ~若者がソウゾウする街・札幌~」。札幌の若者が発信源となって、より魅力的なまちづくりをしていこうという意味を込める。同イベントの目的は、若者同士がそれぞれの地域が持つ課題について考えるきっかけの場づくり、様々なバックグラウンドを持つ若者たちの横のつながり、知識や価値観を吸収して視野を広げることにある。

 イベント1日目は、札幌の現状や課題を参加者が認識するために、有識者からビジネス・観光・教育・食と農業・コミュニティ分野の話を聞く。有識者として、札幌市立大学特任助教授の藪谷祐介さん、名古屋わかもの会議代表の水野翔太さん、札幌市観光企画課課長 北川慶司さんが参加する。その後、参加者同士で札幌の課題についてディスカッションしてアイデアを出し合う。2日目夜に「Youth Idea Festival 2015」を札幌エルプラザ(中央区)で行い、札幌市民に向け、ディスカッション結果をプレゼンテーションする。ゲストにはタレントの三浦健一さん、酪農学園大学の干場信司学長、北大アイドルプロジェクトなどを迎える。

 「若者会議」は2012(平成24)年から長野県小布施町で始まったプログラム。全国の若者100人以上が集まり、3日間に渡って、まちおこしや日本の未来について語り合い、アイデアや方法論を考える。イベントの参加者らが地元に戻り各地で「若者会議」組織を設立しており、現在、小布施若者会議をはじめ、四国若者1000人会議、鳥取若者会議、名古屋わかもの会議、信州若者1000人会議、前橋地域若者会議、いわて若者会議、秋田若者会議、つばめ(燕市)若者会議が活動している。若者会議で上がったアイデアが行政に提案され実施された事例もでている。

 同団体は今年6月、大学生7人、社会人2人をメンバーに活動をスタートした。昨年開催された「第2回小布施若者会議」に北海道大学大学院修士2年(現在)高山道亘さんが参加したことが設立のきっかけだという。「これまで地域に関心を持ったことはなかったが参加者の熱意に刺激され、これから地域を盛り上げていくのは私たち世代の若者だと思った。このような機会が札幌でも必要と考え団体を作った」と高山さん。

 同イベントで出されたアイデアはフリーペーパーにまとめて札幌市民に配布する予定。今後も継続的に若者会議や関連イベントを開催し、同団体を周知してもらう活動を行っていく。

 高山さんは「みんなで未来の札幌について考え、札幌をもっと世界に誇れる都市にしたい。会議×エンターテインメントを合言葉に誰でも参加できるイベントを目指している。道外からの参加や2日目だけの参加も可能。ぜひ気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は24日13時~25日21時30分(プレゼンテーションイベントは25日18時30分~)。参加対象は36歳以下(2日間通して参加する場合)。参加費は2日間通し参加=3,500円、「Youth idea Festival」参加費=1,000円(学生無料)。特設ページから申し込む。締め切りは12月31日。

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