今年で2回目を迎える「サッポロ・シティ・ジャズ2008」の開催概要が4月24日、明らかになった。
同イベントは、1999年~2006年に開催されていた前身のイベント「サッポロ・ジャズ・フォレスト」の潮流を受け昨年よりスタート。16日間にわたる長期間のジャズフェスティバルで、中島公園や札幌芸術の森、札幌市街地などを会場に5つのプログラムを実施。中でも、日本で初めて導入した映像投射式テント「ホワイトロック」は全国的にも注目を集め、初開催ながら約65,000人を動員。今年は会期を延長し、7月19日~8月10日の22日間で開催。10万人の動員を見込んでいる。
今年は、北海道洞爺湖サミット開催を機に「エコ」をテーマとし、各会場のゴミの分別や物資の節約・再利用を強化するほか、空き缶など資源ゴミを利用した楽器作りのワークショップを企画するなど、音楽事業を通した環境問題へのアプローチを図る。
メーンとなる「ホワイトロックミュージックテントライブ」は、昨年の中島公園から大通公園2丁目に会場を移動。広さ590平方メートルのテント内にレストラン&バーを展開し、ライブを実施。テント全体が特殊スクリーンとなっているため、テント内部はもちろん、外側にも映像が投射され、テント全体がひとつの巨大なオブジェとなる。席数は昨年より100席少ない400席に限定し、一人ひとりがゆったり楽しめるプレミアム空間を創出するという。
ホワイトロックミュージックテントライブの出演者は、日加修好記念の年にあたる今年、カナダジャズ界の至宝と称されるビブラフォン奏者・ピーター・アップルヤードを招聘(しょうへい)するほか、TRIX、JUJU、大野俊三Quartet、jaja、ハクエイ・キム、秦基博、アリソン・ウェディング、orange pekoe+SOFFetの計9組。ノースジャムセッションは、キャンディ・ダルファー、ウィル・カルホーン&スタンリー・ジョーダン、熱帯JAZZ楽団、ザ・シャッフルクラブ、UCLAコンテンポラリー・ジャズ・ラージ・アンサンブルなど、国内外の豪華5組のアーティストが出演する。
料金は、ホワイトロックミュージックテントライブ(1公演)前売り=3,500円、当日=4,000円(TRIXのみ前売り=4,000円、当日=4,500円、ヤマハプレイガイドなどで取り扱い)、ノースジャムセッションいす指定席=6,000円(前売り5,500円)、芝生自由席=4,500円(前売り4,000円)。チケットは、ローソン、ぴあ、市内プレイガイドで発売中。
SAPPORO CITY JAZZ 2008さっぽろ雪まつり会場、投射式テント「ホワイトロック」にスタバ出店(札幌経済新聞)大通で「サッポロ・シティ・ジャズ」×「スターバックス」コラボ企画(札幌経済新聞)札幌で国内最大規模のジャズフェス(札幌経済新聞)