大通公園そばに4月3日、低脂質&低糖質レストラン「創健美食がじゅまる」(札幌市中央区北1西7、TEL 011-208-0141)がオープンした。
海山の恵みメーンのランチメニュー「MEGUMI(めぐみ)膳」
店舗面積は約34坪。席数は46席(テーブル40席、カウンター6席)。白をベースに壁や天井に配置したオレンジ色が映える明るい店内に、ガジュマルを模した黒板をアクセントに配置する。棚にはオーガニックワインがずらりと並ぶ。
北海道産の有機野菜をメーンに、糖質や脂質を多く含む材料や食品添加物を避けて、糖質と脂質の摂取を制限している同店の料理。はちみつやメープルシロップ、きび糖など天然の甘味やピンク岩塩を使い、みそは手作りするなど、調味料にもこだわりをみせる。
昨年子どもが誕生したことをきっかけに、ジャンクフードを手軽に食べられる食環境に問題を感じたというオーナーシェフの高井雅弘さん。「肥満や糖尿病などの成人病予防をするために、自分ができることは何か」と考えた結果、たどり着いたのが「糖分・脂分の摂取を控える料理を出す店を自分で作る」ことだった。
オープンして1カ月、お客さんから「便通が良くなった」「体重が減った」などの声も届くようになったという。高井さんは洋食やイタリアンから和食まで約22年の経験を積んできたベテランシェフ。ナチュラルフードコーディネーターの資格を持ち、6月には肥満予防健康管理士の資格も取得予定だ。
ランチメニューは海や山の恵みをふんだんに使った「MEGUMI(めぐみ)膳」(1,058円)、週替わりカレー(950円)、週替わりヌードル(918円)。単品では、北海道のハンターから直接仕入れた鹿肉を使ったミートパスタ風の「道産鹿のラグーソイヌードル」(880円)、ソイヌードル各種(720円~880円)、ピザ生地の代わりに油揚げを開いたものを使った「こんこんピザ」(580円)、甘味がある有機野菜を使った「お野菜のスペアリブ&3色ローストポテト」(480円)、十勝産和牛を使った「霜降り和牛のあぶり焼き」(1,580円)など。ワインは各国のオーガニックワイン(2,600円~)をそろえる。
低糖質にこだわり、オホーツク産の大豆粉を30%使ったソイ(大豆)ヌードルも開発。料理として提供するほか、ソイヌードルや大豆粉を使った生ペンネも販売予定だ。
「小麦粉にも糖質が多く含まれているが、うちで開発したソイヌードルには大豆粉を30%使っているため、その分糖質がカットされている。かむほどに大豆の風味が感じられる一品。売り切れる前に早めに味わってほしい」と高井さんは自信を見せる。
営業時間は、ランチタイム=11時~14時、ディナータイム=17時~23時。土曜日はディナータイムのみ。日曜・祝日定休。