「さっぽろ雪まつり」会場-夕暮れ時、闇にざわめく数百羽の鳥の正体は?

遠くから見ると枯れ木と木の葉のように見える

遠くから見ると枯れ木と木の葉のように見える

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 現在開催中の「第65回さっぽろ雪まつり」メーン会場の大通公園で、夕暮れごろになると「不気味な鳴き声」が聞こえると来場客を驚かせている。

カメラなどでズームして見ると無数のムクドリが止まっていることがわかる

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 鳴き声の正体はムクドリの大群。体長24センチほどので日本全域に生息する。同園管理事務所によると、「当園には毎年12月ごろ飛来し、2月初旬ごろ飛び立つ。飛来している期間、日が落ち始めるころ寝床を求めて集まり、止まり木で一夜を過ごす。朝になるといつの間にかいなくなっている。毎年雪まつりの時期になるとにぎやかになってくるので、少しずつ分散していく」という。

 「大通公園に集まるのはおそらく風よけ、街の排熱を利用するためだと思われる。数は不明だが、大体1本の木に300~500羽ほどが止まる。年によって異なるが、ピーク時には1000羽以上が飛来する」(日本野鳥の会・札幌支部)。

 雪まつり来場客は無数の鳥の鳴き声を耳にして木を見上げ、「何あれ何かいる」「え?鳥?びびった」「怖い。不気味」「ある意味雪像以上の光景」「ヒッチ・コックの映画のカラスの大群みたい」などと驚いた様子を見せている。

 止まり木の下は無数のふんが落ちている場合があるため注意が必要だ。

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