札幌市交通局(札幌市厚別区大谷地東2)は3月27日、今年度の導入を目指し準備を進めている市営地下鉄の非接触型ICカード乗車券の名称とデザインを決定し、導入開始時期を来年1月と発表した。
名称は「SAPICA(サピカ)」。「『サッ』と取り出して『ピッ』と利用できる『Sapporo(さっぽろ)』の『ICカード』」から命名。札幌市やジェイ・アール北海道バス、じょうてつ、北海道中央バスで構成する「札幌ICカード協議会」は昨年11月、名称に関する市民意向調査を実施。調査結果や札幌らしさ、ICカードの特性の組み合わせが決め手となり、名称候補8案の中から同名が選ばれた。
デザインは、大小さまざまなピンクやオレンジ、青色などカラフルな円が重なり合ったデザインを採用。札幌市が2005年より手がけている推進事業「創造都市さっぽろ」の取り組みに賛同し、同事業の基本デザインを基に発展させたという。
将来的には、JR北海道が今秋導入を予定しているICカード「Kitaca(キタカ)」との相互利用や、バスへの導入、商業・行政サービスとの連携も視野に入れている。
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