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札幌・大通のカフェが期間限定ガレット・クレープ店に、フランス人シェフ招く

ガレットパフェ

ガレットパフェ

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 大通公園近くのレストラン「夢カフェまくーる」(札幌市中央区南1西6、TEL 011-219-4255)が9月、フランス人シェフが調理する北海道産そば粉のガレットとクレープを提供する期間限定店として営業を始めた。

クレープ生地と具材を7段に重ねた「クレープサンド」

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 野菜料理メーンの飲食店「ベジカフェまくーる」として開業した同店は昨年11月、「食育」「6次産業化の振興」「北海道食材の普及」をテーマにリニューアル。現在は料理教室や食関連のワークショップを行うアカデミックレストランとして営業している。今回は「北海道のそば粉の魅力発信」をコンセプトに限定メニューとしてガレットとクレープを提供する。「北海道のそば粉は東京の一流レストランなどでも使われる質が高い一級品だが、その質の高さに見合った評価を受けておらず、めんたいこのようにただの素材提供地となっている。この現状を打破したい」と、同店を主宰する「エムズプランニグ」(中央区)社長・6次産業化プランナーの吉川雅子さん。「ガレットという付加価値を付け、現代の食の広がりを見据えた新たな食べ方の提案」だという。

 シェフに招いたフランス人、Fec Dany(フェック・ダニー)さんは1999年にブルターニュでガレット&クレープのテークアウト専門店「Les Bles d’or(レ・ブレ・ダー)」を開業。2006年に本国で行われたコンクールでガレット部門1位・クレープ部門2位を受賞、グルメ雑誌「Guide du Routard」に掲載されるなど、日に数千のオーダーをこなすなど人気店に成長させた。2009年に東京・目白のクレープ・ガレット専門店「ル・モンサン・ミッシェル」のシェフに就任。2011年には「ミシュランガイド東京」に掲載されるなど、ガレットとクレープのスペシャリストとして活躍する人気シェフ。NPO法人「Peace」の活動で北海道に足を運ぶ機会があり、その魅力を体感したという。

 「北海道はブルターニュと同じく自然が豊かで、食材のクオリティーも高いのでそれだけでも魅力的。日本でもそばを麺だけでなくガレットとして食べる習慣を知ってもらえたら」とダニーさん。フランスのそば粉は日本とは違う粗びき製粉のため、創業60年の「山加製粉」(石狩市)協力の下オリジナルのそば粉作りを行い完成にこぎ着けた。

 主なメニューは、「生ハムとチーズのガレット」(1,300円)、「コンプレットガレット」(1,000円)、「ロイシーコーンとソーセージのガレット」「ベジタブルガレット」(以上1,200円)、「クレープサンド」(800円)、「ガレットパフェ」「ガレットサラダ」(以上850円)、「スペシャルクレープ」(1,100円)など。

「クレープはそば粉が10%ほど入っているため、日本のクレープよりも色が濃く、風味も違う」という。ディナータイムには事前予約に限り食材の持ち込みなども受け付ける。「北海道の野菜や海産物などをどんどん取り入れて、さまざまなガレットの食べ方を楽しんでもらいたい」(ダニーさん)。

 現在はダニーさんとの少人数制の料理教室なども行う。「将来の夢は北海道にガレット・クレープの学校を開校すること。北海道の食材の新たな魅力や可能性を見いだして、多くの人に楽しんでもらいたい」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~21時(不定期、開業日はホームページで確認できる)。月曜・日曜定休。10月末までを予定。

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