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北海道の食品を海外へ-米やラーメンなど輸出向きの商品を札幌市が助成

ご当地袋麺「しろくまラーメン塩味(左)としょうゆ味」

ご当地袋麺「しろくまラーメン塩味(左)としょうゆ味」

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 札幌市は6月25日、海外輸出向けの商品開発に取り組む札幌市内の企業10社を支援すると発表した。

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 海外市場での販路拡大を目的とした同プロジェクト。パッケージ・風味・価格帯が海外の消費者に受け入れられやすい食品、賞味期間・保存方法・輸送方法が流通業者に受け入れられやすい食品、構成成分やその表示が海外の監督機関の基準に適合する食品などを、「北海道食品」というブランド付加価値とともにPRすることが狙い。

 選ばれた企業は、「西山製麺」、創作豆・菓子の製造販売の「池田食品」、商品開発、ブランディング事業を手掛ける「ノースユナイテッド」、みそやワインなどの食品製造・卸の「岩田醸造」、シーフード商品製造販売の「カネシメ食品」(西区)、「千野米穀店」、農水産物の卸・販売を手掛ける「ハイランド・ビジネス」、食品の製造販売「ベル食品」、加工食品・観光土産商品の製造販売「北海大和」、菓子製造「わかさや本舗」。

 北海道の定番土産菓子「わかさいも」などで知られるわかさや本舗は、同社菓子の賞味期限を延ばす技術の研究開発。千野米穀店は北海道米のブランド力発信と販路拡大。ノースユナイテッドは、ご当地袋麺「札幌円山動物園ラーメン(通称=しろくまラーメン)」のアジア向け販売の事業などを計画するという。

 各企業には最大100万円を支給する。国内だけでなく、海外でも人気の北海道物産展や食品イベントだが、その後の継続的な商品販売や販路・流通ルートの開拓に苦戦していた企業も多いため、海外輸出向けの北海道食品の切り口を広げ、安定した販売ルート確保などを目指す。

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